パソコンゲームで遊ぶのが日課でした。何となく達成感が楽しくて、ハマってしまっていました。初めのうちはタイピングも遅かったので、淡々と一人でげーｍをしていたけれど、その内にゲーム内で何度顔を見る人に話しかけられます。「おはよー」それだけだったんだけれど、私は焦り、何とか「おはよう」とタイピングをしてその場から離れました。

それからというもの、ゲーム内での彼の存在がとても気になります。初めはおはようの一言だったのが、次第に言葉が増えてくるようになります。ゲームの達成感が楽しくてやっていた当初の目的とは違い、次第に彼とチャットしたくて頻繁にゲームをするようになってきました。

ゲームの中でデートをしたり、おしゃべりをしたりとバーチャルな関係がしばらく続きます。話の中で共通の趣味や考え方があるのを見つけては喜んでいる状態です。そんな関係が３カ月くらい続いた後、彼の方から会いたいと言い出しました。

しかし、お互いの住所は北陸と関西ですごく離れています。そう簡単に会いに行きあえる距離ではありません。それでも会いにくるという彼に、もう嬉しくてたまりませんでした。

初めてあった彼は、初めてという気が全くしませんでした。もちろん緊張したけれど、共通の会話もたくさんあるし、言葉に苦労することはなかったです。そこで正式に付き合って欲しいということになり、彼が私の住む街に引越しをしてくれたのには驚きました。その後、彼と同棲をして、結婚に至った訳です。